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シッタ(湿台)について。

電気ロクロで作ると、高台は「シッタ」をだいたい使いますが
今日はその「湿台」のはなしです。

その名の通り粘土の山を半乾きにして、削りながら合わせて使うのが本来の「湿台」ですが
僕はめんどくさいので そんな事はやりません。それに種類別に作っている人もいると
思いますが、乾燥しない様に保存がタイヘンです。そこで ウチのやり方!


シッタ(湿台)について。_a0048963_18511291.jpg


陶芸の本を観ていると大抵出て来るのは「素焼きのシッタ」です。
その素焼きに粘土をかぶせてシッタにするわけですが、ここで困るのは 素焼きなので
水分を吸ってかぶせた粘土がズルズルにゆるんでしまいます、此処が重要なんです、、。

シッタ(湿台)について。_a0048963_18564064.jpg


ウチでは「本焼き」してしまいます。なので、粘土の水分を吸わないので張り付いたまんま。

たった、これだけです!素焼きシッタを使ってる人は本焼きを勧めます。
あとは粘土で元を固定して、肝心な「湿台」部分ですが、硬目のヒモをのせます。
次にろくろを回し 弓をあて丸くカットして準備OKです。

これで終わりではありません。だいたい直に器をのせて削り始めますが
それだと、粘土が器にくっついてしまいます。なので、、、

シッタ(湿台)について。_a0048963_19064035.jpg


うすい布をかぶせます。乾燥を防ぐ意味もありますが これで粘土の張り付きが
なくなります。布は輪ゴムでとめます。削るときに器がすべるようでしたら少し
「湿らせる」とバッチリですよー(笑





by saburougama | 2019-06-21 19:11 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)
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